「さしすせそ」を「たちつてと」と発音してしまい、7歳まで「さ行」が言えなかった長男。
4歳から5歳になるころに役所と保育園に相談しましたが、「成長すれば言えるようになる」と言われ、そのまま小学生になりました。
「このままではいじめられる!」と思った私は、小学校へ相談。
先生に言われたのが、「さしすせそ」が「しゃししゅしぇしょ」の子は成長すると自然に治るけれど、「さしすせそ」が「たちつてと」になるのは構音訓練が必要とのことでした。
長男は構音訓練を始めて4ヶ月後には、自然と「さしすせそ」が言えるようになっていましたよ(*^^*)
構音訓練は5歳の年中終わりから年長さんの幼児でもできます。
さ行が言えないのは何歳までならアリかついては、本文にて詳しく解説します。
幼児でもできる練習方法もあわせてお伝えしますね♪
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さしすせそが言えないまま小学生になった息子
「さしすせそ」が言えない長男が、言えるようになるまでの経緯です。
1年生の最後の参観では、1人ずつ発表する時間がありました。
長男は「さしすせそ」がしっかり発音できていたので、とってもうれしかったです(*^^*)
ただ、今思えば、「さしすせそ」が言えないのが気になったとき(遅くても年長)には、すぐにでも構音訓練を始めるべきでした。
私も「大きくなったら言えるだろう」と言う気持ちと、言語聴覚士がいる病院が遠くて行く気になれなかった気持ちがありました。(ダメな母親です)
だからこそ、今「さしすせそ」が「たちつてと」になって悩んでいるなら、すぐにでも構音訓練を始めるべきだと思っています。
ではなぜ、すぐに構音訓練が必要なのか。
まずは、「さしすせそ」が言えなくて「たちつてと」になってしまう理由や原因を解説します。
さしすせそがた行になる原因は?
「さしすせそ」が「たちつてと」になる理由や原因は、舌の位置が違うからです。
「しゃししゅしぇしょ」となる子は他の原因がありますが、「たちつてと」になるのは舌の使い方が間違えているからなんですね。
舌の使い方が違うので、自然には治りません。構音訓練をして、舌の位置を覚えないと「さしすせそ」は言えないままです。
私も長男の発音が気になったので、何度も家で注意をしてきました。
そのたびに「さって言うよ!」と教えても、長男から出る音は「た」でした。
口の動きを教えても「た」になっていたし、静かな声で話すときに空気を出すように「シー」とやっても、「ちー」と言っていました。
ちなみに、構音訓練を始めてもすぐにサ行が言えるわけではありません。
長男は3ヶ月ほどでスラスラとサ行が言えるようになりましたが、これは先生が教えてきた中で最速だったらしく、他の子はもっと長くかかっていたとのこと。
サ行はすぐに習得できるわけではないことが、すぐに構音訓練を始めた方が良い理由です。
さしすせそが言えない幼児の構音訓練の練習方法は?
「さしすせそ」が言えない幼児にできる構音訓練の方法は、
です。
長男が7歳のときにした練習方法ですが、保育園や幼稚園の子でもできる方法を紹介します(*^^*)
実際の練習するときにはプロに見てもらいながらの方が良いので、どんな練習をするのか参考程度に見てください。
口の形を把握する
まず、大きく口を動かしながら「あ・い・う・え・お」の形を覚えます。
画像のように、大きく口を開いて「あ・い・う・え・お」の形を練習しましょう。
うちの子は「う」が苦手で、口をタコのように前に突き出すのができませんでした。
下の画像のように、「うー」と口をすぼめます。
正しく発音するためには口の形をしっかり覚えないといけません。
早口で「あ・い・う・え・お」と言うのではなく、ゆっくり口の形を意識しながら練習します。
鏡を使って、自分がどんな口の形になっているか確かめながら練習します♪
下の画像のように、頬をふくらませたりすぼめたりして顔も動かします。
舌を動かす
次に、舌を動かす練習をします。
画像のように舌を上下に伸ばしたり、左右に動かします。
私なら簡単にできることも、息子はかなり手こずりました。
舌を動かしたら、次は力を抜いて「べー」と舌を出します。
このとき舌がとんがっていると力が入っている証拠!
舌がだらーんとなるように、力を抜いて舌を「べー」とします。
息の出し方を覚える
息の出し方はストローを使って練習します。
・舌の力を抜いて、軽く「べー」と舌を出す
・前歯と舌の間にストローを入れる
・ストローから「スー」と息を吐く
ストロー練習をするときは、ちゃんと息が出ているかコップに水をいれるとわかりやすいです(*^^*)(下の画像は口が開いていませんが、実際には口は開いているのがOKです)
通級教室からは毎日3回「スー、スー、スー」と息を吐く宿題が出たので、毎日取り組みました。(自宅ではストローなし)
息を出せるようになったら口から出す舌を少なくし、舌を口の中にいれたまま「スー」と息を吐けるように練習します。
このときの「スー」は、息の音だけでOKです(*^^*)
練習していくと、「す」の音が出せるようになり、「す」が言えたら他の「さ・し・せ・そ」が言えるようになりました♪
「さしすせそ」が言えても、しばらくは意識しないと「たちつてと」になっていました。
なので、それからも毎日「スー」と息を吐く練習!いつの間にか意識をしなくてもサ行が言えるようになりましたよ。
このほか、通級教室では音読練習もして他の言葉をきちんと言えているかチェックされていました。
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さしすせそが言えないのは何歳までならOK?
「さしすせそ」が言えないのを直すのは、小学校に入るまでが良いです。
小学生になるといろんな知恵がついて、自分と他の子が違うのがはっきりわかるようになります。
いじわるな子がいると、からかわれる恐れもあります。
実は、長男もさしすせそが言えないのを真似されたことがあります。私も相手の子の親もいたのでいじわるで言ったのではないですが、ちゃんと発音できていないのが気になったのでしょう。(その子は違う幼稚園に通っていて、小学校から一緒になった子です)
もし幼稚園や保育園で周りの子からからかわれたり、子ども自身が気にしている場合は、すぐにでも構音訓練をしてください。
幸い長男は周りに良い意味で「そういう子」という風に思われていたので、いじめられることはありませんでした。
小学校に入るといろんな保育園や幼稚園の子が集まるので、いじわるな子と出会うかもしれません。特に小学校へ行くと、いろんな子どもがいます。
そのため、できるだけ小学校に入るまでに、構音訓練をしておくのが良いですね。
ただし、始めるのは年中以降がおすすめです。年少の子にはまだ構音訓練は難しいかと思います。
まとめ
「さしすせそ」が「たちつてと」になって言えない原因や、幼児の練習方法を紹介しました。
ということでしたね。
うちの子の場合は小学校の通級教室で教わりましたが、できることなら小学校入学前に習得しておくのが良いと思っています。
長男は「僕はさしすせそが言えない」と友達に言える子で、からかわれることはありませんでした。
しかし、親としてはからかわれるのは避けたいという気持ちもあり、たびたび息子に注意していたため、本人も気にするようになりました。
結果として、私は構音訓練を受けて良かったですし、同じように悩んでいる方にはすぐにでも受けてほしいです(*^^*)
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