育休給付金を延長する裏ワザを紹介します。
わざと保育園に落ちるのはアリなのかや、落ちる方法もあわせてお伝えします。
出産前は「仕事も大事だし早く復帰するぞ!」と思っていても、実際に子どもを産むと「子どもと離れたくない!育休延長したい!」という思いが強くなりますよね。
そこで、育休を延長する方法があることを知りました。
「育休を延長するなら育児休業給付金も延長したい!」ということで育休給付金を延長する方法を調べると、
ということがわかりましたよ。
育休給付金を延長する裏ワザについては、本文にて詳しく解説します。
わざと保育園に落ちるのはアリなのかや、落ちる方法もお伝えするので、参考になればうれしいです。
育休自体は職場に申請すれば延長可能です。しかし、自己都合の延長では育休給付金がもらえません。
この記事では、育休給付金をもらいながら育休延長する方法をお伝えします。
>>育休手当と時短勤務のどちらが得かは、こちらの記事で紹介しています
最長2年まで育休給付金を延長する方法を紹介!
育児休業給付金は子どもが1歳になるまでの1年間が限度ですが、ある条件を満たすことで、最大2年間に延長することが可能です。
育休給付金延長のための条件は、こちらの2点です。
上記をクリアしていれば、育児休業中も給付金がもらい続けられます。
1歳を過ぎての給付金の額は休業開始から半年後と同じ金額となっており、基準の50%です。
給料に比べると少なくはなりますが、「子どもと一緒にいたい」という気持ちは優先できます。
では、実際に育休を延長する方法を見ていきましょう。
育休給付金を延長するなら待機証明書が必要!
育休給付金を延長するには、1歳前と1歳半前の2回、延長の手続きが必要です。
その延長の手続きをするときは、「待機証明書」が提出が必要になってきます。
「待機証明書」は、地域や市町村によって「保留通知」「待機証明」「保育所の入所不承諾通知書」など名称が変わることがあります。
認可されていない保育施設では、入所ができなくても待機証明書の提供がないので、気を付けてください。
育休給付金を延長するときは、基本的に1歳と1歳半の時期に、それぞれ手続きを行う必要があります。
手続き方法は、所属する会社を通じて、労働局(ハローワーク)に必要書類(保育施設の待機証明書など)を提出するだけです。
ただし、ハローワークの場所によっては、提出する書類の内容が変わることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
ハローワークは電話がつながりにくい傾向です。問い合わせる際には、情報を整理してからかけるのが良いですよ。
あまり育休取得のない職場の場合、手続きになれていない可能性があります。職場に迷惑をかけるのが心配な場合は、自分で情報を仕入れてから職場に伝えましょう。
なお、保育園の申し込みをする際は、入所希望日の記入に注意が必要です。
次は、育休延長のための注意点を紹介します。
【注意】保育園への希望入所日は子どもの1歳誕生日の前日までに!
育休給付金延長をしたい場合は、希望する入所日を子どもの1歳の誕生日を超えないように設定してください。
通常、保育園の利用開始日は毎月の初日からとされています。
例として、10月10日生まれの子供の場合、10月1日から利用することができます。
しかし、地域や自治体によっては、利用開始日が月の11日や21日からとなっていることもあるため、注意が必要です。
育休延長の申請は子どもが1歳になる前にしないといけないので、利用開始日も1歳前になるようにしましょう。
例えば、10月10日生まれの子供を10月11日から利用とした場合、希望入所日が1歳を超えてしまい、育休給付金の対象から外れてしまいます。
知人から聞いた話では、子どもの誕生日の後に入所の希望日を設定してしまい、給付金の受取りが危ぶまれる状況になったとのこと。
あなたも気をつけくださいね。
育休を延長するなら給付金もいただきたいですよね。入所日にはくれぐれも気を付けましょう。
1歳の誕生日までに保育施設に入所できない場合に給付を受けるためには、以下の条件を確実に満たす必要があります。
・認可された保育施設への申し込みは、子どもの1歳の誕生日前に完了していること
・希望する入所の開始日が、子どもの1歳の誕生日を前にすること
とはいえ、保育園に申し込みをしてもし合格してしまったら、育休の延長ができなくなります。
育休の延長ができないと、子どもと離れ離れに…
それを防ぐために、入所希望に落ちやすくなる方法があるんです!
次は、保育園にわざと落ちる方法について紹介します。
育休延長のために保育園にわざと落ちる方法は?
育休延長のために保育園にわざと落ちる方法には、以下の2点があります。
それぞれ解説しますね。
「育児休暇の延長希望」にチェックする
育休を1歳半や2歳まで延ばして給付を受けるためには、保育施設に登録し、入所ができなかったことを示す『待機証明書』が求められます。
そのため、育休を延ばすには、保育施設に申込み、『待機証明書』を取得する必要があります。
昔、SNSに「保育園落ちた、日本死ね」という投稿があり、大きな議論となったことがありますね。
それを受けて、入所を希望する人が優先的に保育園に入れるよう、「育児休業の延長を検討している人に入所の優先順位を下げる制度」というものが取り入れられています。
自治体によりますが、保育施設の申し込み書に「育児休業の延長希望」という項目があり、この項目にチェックを入れると優先順位が下がり、保育園に落ちやすくなるのです。
実際に、「育児休業の延長希望」にチェックをして保育園にわざと落ちている方もいます。
このような取り組みが広がり、切実に入所を希望する家庭が優先される仕組みができているんですね。
ただし、すべてのケースで不合格になるわけではないので、申し込みの前に自治体に確認してくださいね。
「育児休業の延長希望」にチェックしたとしても、空きがある保育園では入所できてしまう可能性が高いです。
次のさらに保育園に落ちやすくなる方法も見てみましょう。
人気の保育園の1つしか希望を書かない
入所希望の多い保育園に申し込むと、保育園に落ちる可能性が高くなります。
特にパートやアルバイトをしている人は、優先順位が低くなる傾向です。
地域によっては、正社員でも落ちる場合もあります。
実際に「わざと落ちたい」という人が多く、役所で保育園にわざと落ちる方法を教えてくれる場合もあるようですよ。
ただし、保育園に落ちるか落ちないかは自治体によりかなり差があります。
確実に保育園に落ちるわけではないことは注意してください。
なので、先ほど紹介した「育児休暇の延長希望」にチェックするのとプラスして人気の保育園に希望を出すと落ちる確率が上がりますね。
私は次男の入所希望を出した際、保育園から「優先で入れるよう役所から言われている。どうしても育休は延長できない?」と聞かれたことがあります。(長男のお迎えのとき言われました!)
そのときは「できれば入りたい」と言ったのですが、ここで「落ちても大丈夫」と言えば保育園に落ちた可能性が高いです。
育休延長のために保育園にわざと落ちる方法を紹介しましたが、気になるのが「わざと保育園に落ちたら職場にバレないのか?」ということです。
次は、育休延長のためにわざと保育園に落ちたら、職場にバレないのかを調べました。
保育園にわざと落ちたら職場にバレない?
保育園にわざと落ちた場合、基本的には「施設に入れなかった」という情報のみしか職場には伝わりません。
入所通知書や待機証明書は、職場でなく申請者(自分)の自宅に届くので、特別な事情がない限り詳しい理由が職場に伝わることはほぼないと言って良いでしょう。
わざと保育園に落ちたとバレないか調べると、以下の情報は職場に伝わらないことがわかりましたよ。
職場へ保育園に落ちたことを報告するときは、「保育施設への入所が非常に競争率が高く、残念ながら不合格でした」と伝えれば大丈夫です。
ただし、一部の会社では、入所申込書のコピー提出を求めることも!
入所申込書を職場に出さないといけない場合は、わざと保育園に落ちようとしたことがバレる可能性があります。
事前に人事担当者とのコミュニケーションしておき、「万が一保育園に落ちたときはどのような書類が必要か」を確認しておくと安心ですね。
次は、わざと保育園に落ちるつもりだったのが受かってしまった場合に、育休延長ができるのかを紹介します。
保育園に受かったら育休の延長はできない?
保育園に受かったら育休の延長はできないのか調べると、地域やハローワークの対応によっては、延長可能な場合もあることがわかりました。
意図的に育休を延長したいと考えていても、意外と保育施設の入所が確定することもありますよね。
そんな時は、地域の公的機関や所属するハローワークに確認してみてください。
入所が確定したが辞退する場合、地域から「入所辞退通知」を受け取ることで、育休の延長ができる場合もあるようです。
育児休業手当の判断はハローワークの対応に左右され、地域によっては対応書類も異なります。
面倒かもしれませんが、ハローワークや地域の公的機関に必ず確認を取ってください。
ただし、入所決定後の辞退は、次回以降の応募の際に不利になることもあるので、気をつけてください。
私もそうでしたが、産休前は「子どもを産んでも仕事頑張るぞ!」と張り切る気持ちが大きいですが、実際に出産すると子どもといたい気持ちが強くなるものです。
また、出産を機に働き方を考えるきっかけにもなることもあります。
柔軟な働き方を実践している企業での勤務や、時短での勤務を希望するならば、転職サイトに登録しておくのもおすすめです。
子どもを育てながら働くのはかなり大変です。
私は長男の育休復帰後に転職しましたが、これは通勤に片道1時間かかったのが理由です。
「この電車に乗ってる時間で掃除も料理も洗濯も終わらせられる!」と思ってしまい、通勤時間がムダに感じたんですね。
そして、保育園から自転車で10分ほどの職場に転職しました(正社員)。
時期によって募集の状況が変わるので、どんな仕事があるのか今のうちにチェックしておくのもアリですよ。
「在宅で仕事をしたい」という人には、時間に縛られない在宅バイト「コールシェア」があります。
在宅の仕事は、熱による子どもの急な休みにも対応しやすいのがメリットですよね。
私は次男の育休中にクラウドワークスに登録し、Webライターのお仕事をしていました。
長男のときに急な熱で休むことが多かったので、自宅でできる仕事に憧れて始めました。
文章を書くのが苦手で、最初は1記事300円などの低単価のお仕事でしたが、続けるうちに1記事1万円を超える仕事ももらえるようになりましたよ。
子どもを産むと「今の仕事で復帰できるか?」と不安になります。
私は2人目の育休復帰後に体を壊したのもあり、復帰後に退職して今はクラウドワークスメインの在宅ワーカーになりました。
育休を少し延長できる?パパママ育休プラスとは?
パパママ育休プラスを活用すると、子どもが1歳2ヵ月の間に1年間を取得できる仕組みになっています。
一般的な育児休業の期間は子どもが1歳になるまでの1年間なので、保育園にわざと落ちなくても長く自宅保育ができるんですね。
ただ、パパママ育休プラスを使用しても、全体の育児休業の期間は1年間です。
パパとママが交代で育休を取ることで子どもの自宅保育期間が長くなるだけというものですね。
そのため、1年以上の長い休業を取りたい方にはこの制度は向きません。
保育園落選後はスケジュールが非常にタイト
保育施設の入所手続きはかなりタイトなスケジュールで、施設が確定してから仕事再開まで、調整期期間は約10日ほどです。
長男は4月の一斉入園だったので3月初めに結果がわかりましたが、次男は8月の途中入園だったため、7月20日頃に結果がわかりました。
私は慣らし保育があるので職場復帰は8月半ばを予定し、職場に伝えていました。
しかし、もし保育園に落ちたら8月半ばの復帰ができなくなり、急な変更に職場の人が困惑することになりかねません。
そのため、事前に職場の上司や担当者にこのようなタイトなスケジュールであることを伝え、休業延長が避けられない可能性があることも早めに知らせた方が良いです。
特に、育児休業制度を十分に理解できていない会社では、上司や担当者が復帰直前の短期間での変更に驚くこともあります。
お互いの認識にズレが生じないよう、事前の共有をしておくことでトラブルを避けることができますよ。
復職の話をするときに、保育園に落ちた場合はどうなるかについても話しておくのがおすすめです。
育休給付金を延長する裏ワザまとめ
育休給付金を延長する裏ワザや、わざと保育園に落ちる方法を紹介しました。
まとめると、
ということでしたね。
育休を延長し、さらに育児休業給付金を延長するには、保育園に落ちた証明が必要です。
自治体によってわざと保育園に落ちれるかは変わるので、あらかじめ役所に確認しておくのが良いですよ。