麦味噌は体に悪いのかを紹介します。
麦味噌の塩分濃度や栄養価、米味噌との違いもあわせてお伝えしますね。
麦味噌は中国地方や四国、九州地方でよく使われる味噌の種類です。
麦味噌は体に悪いのか調べると、
ということがわかりましたよ。
麦味噌は体に悪いのかについては、本文にて詳しく解説します。
麦味噌と米味噌の違いや塩分についてなどもお伝えするので、参考にしてください。
▼健康的に食べられる麦味噌です
麦味噌は体に悪い？特徴を紹介
麦味噌は、麦麹や大豆、塩を主成分にして作られます。
主な生産エリアとしては、中国、四国、九州の各地方が挙げられます。
島原の味噌や薩摩地域の味噌は特に評価が高いです。
関東地域では大麦を使った赤い色の味噌が製造される一方、九州では白い色の味噌が製造されています。
一般的に、日本国内で流通している味噌の多くは、米麹をベースにしたもの。
しかしながら、九州地域での米の生産が難しかったため、麦を用いた麹作りが始まったと言われています。
麦味噌は、独特の香りやさっぱりとした風味が特徴です。
さらに、麦の麹は多くの水分を吸収するため、一般的な米味噌の製法で作ると少し固く仕上がることがあります。
麦味噌のカロリーは？
麦味噌は約198kcal/gのカロリーとなっており、米味噌の186kcal/gよりも少し高めです。
しかし、この違いはそれほど大きなものではありません。
麦味噌の栄養価や栄養成分は？
麦味噌は麦を元に作られるため、食物繊維や多くのミネラル、カリウム、カルシウム、鉄などが豊富です。
大豆は多くの必要な栄養素を有しているため、味噌は非常に栄養価の高い調味料と言えます。
また、多くの必須アミノ酸も含まれています。
大豆は「畑の肉」とされるほど良質なたんぱく質と脂質やビタミンを含んでいるんですよ。
1日あたりの推奨摂取量は？
麦味噌の1日の適量は、大さじ1程度です。
味噌汁の際に使用する量は、大さじ1/2なので、1日に2回の摂取や、料理との組み合わせが理想的です。
麦味噌の賞味期限は？
麦味噌の賞味期限は製品によって異なりますが、一般的には3ヶ月から12ヶ月とされています。
麦味噌はいろんな料理に使える
麦味噌は、通常の味噌汁だけでなく、各種鍋料理や炒め物、さらには野菜用のディップとしてもおすすめです。
特にディップに使用すると、その独特の食感を直接味わうことができるので、一度お試しください。
▼いろんな料理に使える麦味噌です
麦味噌は体に悪い？リスクとは…
麦味噌を食べると体に悪いのか調べると、高血圧になる可能性があることがわかりました。
適量での麦味噌の摂取は心配無用ですが、過剰摂取は体に害を及ぼす可能性があります。
通常の味噌と同じく、多量に摂ると塩分が増加し、それが高血圧やコレステロールの数値を上げる要因となる可能性があります。
また、過度な塩分摂取は体のむくみの原因となり、減量中の方は特に摂取を控えるよう注意が必要です。
麦味噌の健康効果とは？3つのポイント
麦味噌は体に悪いのかを調べると、以下のような良い効果があることがわかりましたよ。
生活習慣病への対策
主成分である大豆のリノール酸は、コレステロールを体から排除する役割があります。
これは、高血圧や動脈硬化等の生活習慣病を防ぐ上で有効です。
美しい肌のサポート
味噌に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンである「エストロゲン」と似た効果があります。
このエストロゲンは、肌の健康をサポートするだけでなく、骨密度を保つ役割も果たしています。
腸内バランスの向上
味噌の摂取は、腸の動きを活性化させ、消化を助ける効果があります。
さらに、麹の働きで腸内フローラが改善される可能性があります。
腸内環境が整うと免疫力の向上や腸の健康にも寄与するため、全体的な健康にも良いと考えられます。
麦味噌と米味噌の違いは？
麦味噌と米味噌の違いについて、栄養価と料理への使い方への違いを見てみましょう。
栄養価の違い
麦味噌と米味噌は、カロリーに関しては大さじ1あたり約35キロカロリーとほぼ同じです。
しかし、塩の含有量では、米味噌(白色タイプ)は約28％とされ、麦を使用したものは24％とやや低めです。
食物繊維の含有量についても、白色の米味噌は約5％、麦味噌は7％と多少高めです。
この違いは、味噌の基となる麹の材料、すなわち米と麦の栄養的な違いに起因する部分もありますが、麦を使用した味噌の場合、麹の配合が多いことから、大豆の保存を助ける塩の量を少なくできるため、塩分が低くなるという特性があります。
塩分の摂取を気にされる方には、麦味噌を試してみる価値があるでしょう。
料理の使い方の違い
お味噌汁を作る際、米味噌を使用すると、お米特有の甘味が残り、心温まる優しい味わいを感じます。
一方、麦味噌はその軽やかな風味が際立ち、口の中でさっぱりとした感じがします。
特に、九州などの暖かい地域の特産品として、麦味噌は夏でも涼しげに味わえることから多くの人に愛されています。
麦味噌をお味噌汁にする時には、味噌をしっかりとこす作業が加わり、少し手間が増えるかもしれません。
しかし、その努力の甲斐あって、麦味噌独特の風味を存分に堪能できます。
宮崎の代表的な料理である冷や汁や、愛媛のさつま汁など、特定の地方料理に麦味噌が使用されています。
特に冷や汁は夏にピッタリの料理で、食欲がない時にもおすすめですので、試してみる価値があります。
▼麦味噌を使った冷や汁です
麦味噌は体に悪い？まとめ
麦味噌は体に悪いのかを紹介しました。
まとめると、
ということでしたね。
麦味噌は食べ過ぎると体に悪い影響が出ますが、1日大さじ1程度なら体に良い影響を与えてくれます。
何でも食べ過ぎは良くないということですね。
体に悪い影響が出ないよう、バランスの良い食事を心がけましょう。
▼いろんな料理に使える麦味噌はこちら