「水虫はお酢で治る」という噂について、ためしてガッテンで効果がないことが発表されました。
では、水虫を治すにはどんな治療法が効くのでしょうか?
水虫対策について調べると、
ということがわかりましたよ。
ためしてガッテンでわかった水虫にお酢が効かない理由については、本文にて詳しく解説します。
水虫になったときの間違えた対策方法が広まっているので、正しい対策についてもお伝えします。
水虫を治すときに大切なこと2つ!
水虫を治すときに大切なのは、以下の2つです。
清潔にして乾燥させる
水虫を治すには、清潔に保つことと乾燥させることが大切です。
水虫の原因である白癬菌(はくせんきん)は湿った環境を好みます。
水虫が悪化しないよう、通気性の良い靴を選んだり、頻繁に靴下を交換するなど工夫しましょう。
薬を毎日塗る
水虫の治療中は、毎日続けてしっかり薬を塗布しましょう。
水虫には皮膚科の薬が最適です。
処方された薬や市販の薬、どちらを使用しても、薬を毎日欠かさず塗ることが重要です。
初めはかゆみや痛みがあるため、薬を塗る人が多いですが、その後、症状が軽くなると面倒くさくなってやめることがあります。
しかし、水虫の治療は時間がかかるため、薬を続けないと再発の可能性が高まります。
また、薬を塗る際は患部だけでなく広範囲に塗ることも大切です。
白癬菌は広範囲に感染している可能性があるため、注意が必要です。
ためしてガッテンで水虫に酢は効果がないことが判明!
水虫に酢は効果がないことが、NHKの番組「ためしてガッテン『かゆ~い水虫!完全撃退法(2001年6月20日放映)」で明らかにされました。
酢は水虫菌を撃退する力は持っていないことがわかったんですね。
なぜ酢が水虫に効果があると考えられたのかについては、酢には殺菌効果があるため、水虫にも効果があると言われたことが原因です。
しかし、酢の効果は皮膚の表面にとどまり、水虫菌が深部に根を張っている場所まで届くほど強力ではありません。
民間療法で水虫の足を竹酢液に浸けると、皮膚表面が剥がれて水虫菌も一緒に取れたように見えることがありますが、これは皮膚の表面の現象であり、水虫の本質的な治療にはならないのです。
その他にも、以下の民間療法についても効果はほとんどありませんでした。
これらの民間療法は皮膚に障害を与える可能性があるため、使用を避けるべきです。
他にも、水虫にかゆさがあっても、皮膚を剥がす、水ぶくれを破るのはやめましょう。
これらの行為は患部を悪化させ、かぶれや化膿の原因になる可能性があります。
きちんと処方された薬を使用してくださいね。
水虫に酢をつけると悪化することも!
水虫の治療において、お酢の使用は悪化のリスクがあるため、注意が必要です。
お酢を使った民間療法を宣伝する多くの場合、それはお酢を販売している企業によるものであり、具体的な方法として、お酢を40℃のお湯に2~3倍に薄め、20分間足を浸すことで水虫菌を死滅させると主張されています。
しかし、水虫を専門的に治療する皮膚科医は、この民間療法を支持していません。
実際に、水虫を治療しようとしてお酢に足を浸けて、かゆみが悪化し、皮膚科を受診する患者もいるようです。
水虫にお酢を使用することは、効果が期待できないだけでなく、逆に症状を悪化させる可能性があることを忘れないようにしましょう。
水虫治療は皮膚科に行くのが1番!
水虫の治療に関しては、皮膚科を受診し、適切な塗薬を処方してもらうことが最善です。
水虫になったことがある友人の話によると、風邪をこじらせてお風呂に入らずに布団の中で湿度が高まったことが原因で水虫になったことがあるようです。
痛みを感じましたが病院に行かず市販薬を試したところ、水虫が悪化し、さらに強い痛みを感じるようになったとのことです。
最終的には皮膚科を受診し、医師から強力な殺菌薬を処方してもらると、3日ほどで水虫は完治しました。
皮膚科を受診して適切な塗薬をもらうことが最も効果的なんですね。
したがって、水虫になった場合は、できるだけ早く皮膚科を受診することをおすすめします。
水虫に効果がない水虫対策も紹介!
水虫に効果がないとされる水虫対策には、以下のようなことがあります。
なぜ効果がないのか、順に見ていきましょう。
バスマットを干す
バスマットを日干しすることは、水虫対策に効果がありません。
水虫の原因である白癬菌は、60度以上の高温でないと死滅しません。
したがって、太陽の直射日光の熱だけでは不十分なんですね。
日干しではなく、バスマットを洗濯することが1番の方法です。
洗濯機の中に水虫菌が残る心配は少ないため、安心して洗濯できます。
バスマットは洗濯して清潔を保ちましょう。
入浴後のお風呂にお湯に入れ替え
水虫の人が入浴後のお風呂のお湯を入れ替えても、効果はありません。
お風呂のお湯の温度は熱くても約42度程度であり、白癬菌は60度以上でないと死滅しません。
また、お湯の中の白癬菌が、足や身体に付着し、水虫に感染することはありません。
ただし、気分的に気になる場合は、最後に水虫の人が入浴するようにするのがおすすめです。
水道代もかかりますし、気になる場合は水虫の人が最後になるようにしましょう。
軽石などで足をこする
水虫は、軽石などで足をこすっても効果はありません。
水虫に感染した皮膚を削ることで、水虫が悪化する可能性があるため、避けた方が良いです。
軽石でこすることで足の角質に小さな傷が付き、そこから白癬菌が付着して水虫に感染する可能性があるからです。
水虫を悪化させないよう、余計なことはしない方が良いですね。
水虫にアルコール消毒は効果なし
水虫を治すためにアルコール消毒を試みる民間療法が存在しますが、これはお酢と同様に誤った方法です。
水虫部分をアルコールティッシュで拭く人もいますが、残念ながらこれでは水虫を治すことはできません。
アルコールは細菌やウイルスに対して有効ですが、水虫は真菌(カビ)であるため、アルコールの効果は期待できません。
一部で「水虫 アルコール」と検索すると、足に直接触れるスリッパや玄関マットにアルコールを噴霧して水虫を予防できるとされている情報があります。
「菌が減り、嫌なニオイが消えた!」との口コミも見られますが、科学的な観点から見れば、水虫を予防する効果は期待できません。
アルコールの除菌効果がニオイの原因である細菌に対して効果があるという可能性はありますが、水虫に効果があるわけではありません。
変に悪化しても困るので、水虫にアルコールを触れさせるのはやめましょう。
自宅でできる水虫対策
自宅でできる水虫対策には、上記の3つがあります。
それぞれ解説しますね。
重曹を使用した水虫の対処方法
重曹は家庭の掃除に役立つだけでなく、水虫の予防にも役立つ優れたアイテムです。
水虫の主要な原因の一つは、足を適切に清潔に保てないことです。
白癬菌と呼ばれるカビの一種が、洗い流されずに残った角質に入り込んで感染を引き起こします。
この白癬菌はプールや床、家庭内にも存在しており、水虫を予防するために最も重要なことは、常に足を清潔に保つことです。
ここで、重曹が役立ちます。
重曹は「重炭酸曹達(ソーダ)」の略で、炭酸水素ナトリウムという化学物質です。
重曹を足湯として使用すると、足の汚れを溶かし、角質を取りやすい状態にしてくれるんですよ。
重曹を使用した足湯の手順は次の通りです。
これだけで、洗浄効果が高まりますよ。
重曹を使用したお風呂に入る場合は、通常のお風呂入浴剤と同じように、一般的なサイズのお風呂に大さじ2〜3杯程度を入れて入浴します。
クエン酸を追加すると炭酸ガスが発生するため、より効果的です。
これまでに紹介した「重曹足湯」と「重曹お風呂」を活用することで、足を清潔に保ち、水虫を予防できます。
重曹は、薬局、スーパーマーケット、コンビニなどで手に入りやすいので、水虫にかかる前にぜひ試してみてください。
水虫の予防にはドライヤーの熱を活用
水虫の予防にはドライヤーの熱を活用しましょう
水虫は治療に時間がかかる難しい病態ですが、ドライヤーの熱で治るという噂が存在します。
しかし、実際にはドライヤーの熱で水虫を治すことはできません。
とは言え、ドライヤーを使って水虫を予防することは可能ですので、その方法を覚えておきましょう。
水虫は高温多湿な環境を好みます。
つまり、一日中靴を履いている足が汗によって湿った状態は水虫の繁殖に適した環境と言えます。
水虫を引き起こす「白癬菌」は、お風呂のカビと同様に、気温と湿度の上昇に反応し、繁殖が進みます。
したがって、高温多湿な状況を避けるためには、ドライヤーを活用することが役立ちます。
ドライヤーを使うタイミングは主に2つあります。
お風呂から出た後は、足の指まで丁寧に洗浄し、清潔に保った後、ドライヤーでしっかりと乾燥させましょう。
水虫は湿気を好むため、靴下を履く前に、足を乾燥させるのも効果的です。
雨や汗で足が濡れた場合には、ドライヤーで足を乾燥させ、新しい靴下に履き替えましょう。
この2つのタイミングでドライヤーを使う際には、冷風を上手に利用しましょう。
冷風を使うことで高い乾燥効果が得られます。
温風で表面を乾かし、その後冷風でさらっとした状態に仕上げることで、高温多湿のムレムレ状態を避け、水虫を予防しましょう。
キッチンハイターで水虫の治療効果がある場合も
最後に、ハイターを用いた民間療法について詳しく検証します。
ハイターは強力な殺菌力を持つと一般的に考えられており、しつこい汚れを漂白するためにも使われています。
しかし、水虫に対する効果については個人差があり、結論としては「人によって効果が異なる」と言えます。
以下は、ハイターを用いて水虫を克服した人たちの方法です。
注意点として、冷水を使用することが挙げられます。
熱いお湯を使うと、かゆみが悪化する可能性があるためです。
また、かゆみがあっても、決して素手で掻かないようにすることが非常に重要です。
掻くことで炎症を引き起こし、かゆみが一層ひどくなるからです。
これらの方法で、実際に水虫を克服した人も存在します。
ただし、ハイターを試しても症状が改善しない場合もあり、この治療法の効果は個人によって異なることがわかります。
したがって、ハイターよりも確実性の高い医師の治療を受けることが、治療の最善の方法と言えるでしょう。
水虫対策におすすめの治療薬を紹介!
先に述べたように、水虫には早めに専門医に相談することが最善です。
しかしながら、病院に行くのが面倒くさいと感じる方や、市販薬を試してみたけれども効果が見られなかった方には、爪水虫対策ジェル『クリアフットヴェール』がおすすめです。
リピート率91%以上と、水虫が気になる方に人気の対策グッズなんですよ。
「べたべたせずすぐ乾く」「足の臭いが気にならなくなった」という口コミもあります。
詳しく知りたい場合は、以下のリンクから詳細を確認してくださいね。
クリアフットヴェールの口コミを見たい場合は、こちらのリンクからご確認ください。
ためしてガッテンで水虫に酢は効果なしとわかった!まとめ
ためしてガッテンで紹介されたように、水虫にお酢は効果がありません。
この記事をまとめると、
ということでしたね。
病院に行くのが1番ですが、病院へ行く時間がない場合や、恥ずかしくて足を見せられない場合は、『クリアフットヴェール』を使ってみるのがおすすめです。
お酢やアロエ、ニンニクを塗るのでは、水虫が悪化する可能性もあります。
この記事で紹介したように、正しい水虫対策をしてくださいね。